■ シーバスはいつでも釣れる?
間違いではありませんが、販促目的の記事もありますので鵜呑みにしてはいけません。
中上級者ならわかりますが、始めたばかりの方が闇雲に狙うのは効率があがらない。
■ ステップアップを考える
ステップアップを考えている方は、これから行ってみようと思う場所のシーズナルパターンを知ることが一番の近道です。
釣りの先輩を一人つくるのがいいのですが、まだ知り合いがいない方のために河川のシーズナルパターンを説明します。
3月〜5月:水温の上昇とともに浅場へと回遊をはじめる。(キーワード:稚鮎、バチ)
6月〜8月:水温18度を境に積極的にルアーに反応をみせる。(キーワード:潮通し)
9月〜11月:産卵にむけて荒食いをはじめる。(キーワード:落ち)
■ シーバスはどこで釣れるのか
基本的に、シーバス魚は、沿岸に近い海域で生活しています。
具体的にいうと川から流れてくる獲物を待ち伏せて食べるために河口でよく釣れます。
年間を通して一番釣れる場所というのは、河口周辺です。
海水と淡水が交じるこのエリアには、イワシやコノシロ、 ボラ、ハゼなど、多くの小魚が集まります。
そして、これらがシーバスのベイトフィッシュとなるのだから、河口が格好のシーバスポイントです。
つまり、こうしたベイトフィッシュを狙う大型のシーバスも多くなります。
雨後に上流から流されてくる小魚を狙って大物が集まることあります。
■ 大型を狙うのなら河口
シーバスは、カケアガリなどに沿って回遊することが多いのです。
河口周辺には淵や瀬などシーバスの潜みやすい場所が多く、一級のポイントだと言えます。
メーターオーバーも夢ではないですよ。
クロダイやキビレでも同じことです。
つまり、河口を基準にして、高水温の時期は川の方向、低水温の時期は海の方向へポイントを選択すれば魚と出逢える確率は上がるでしょう。
■ 暗い場所やストラクチャーへ身を隠そうとする傾向が強い
場所選びの戦略は具体的に言うと、ナイトゲームならば、橋の下の暗がり、港の常夜灯の周囲などは定番です。
日没から3時間後くらいが常夜灯打ちのよい時間帯でしょう。
ベイトフィッシュが大量に回遊している場合などは、その群れと一緒に回遊することはあります。
■ シーバスの行動パターン
シーバスは学習能力の高い魚ですので、「夜の光=餌がある」と覚えると、無条件に集まる場合も多いのです。
シーバスの行動パターンは大きく分けて3つあります。
1.餌を追っての行動
2.水温変化による行動
3.産卵のための行動
つまり、シーバスはある程度規則正しい行動をとる魚といえます。
この行動パターンを解き明かせるか重要である為、ゲーム性の高い釣りと言われています。
■ 場所がわからない
「シーバスが釣れるのはどこですか?できれば具体的なポイントも・・・」
この手の質問をよく目にする。
なかにはyahoo知恵袋で質問する方もいる!
メジャーポイントの情報はネットを見れば探すことができる。
「シーバス ポイント 〇〇」と検索してみて下さい。
(例;シーバス ポイント 東京)
一般常識とマナーを守れば、公開されている情報をたよりに釣行予定を立てるのが最初の1匹をキャッチする近道です。
暗くなると活発に補食を始めるので、釣行がタマズメに当っていれば、スズキを釣り上げる確率はグッと高まります。
上げ潮に乗ってきたベイトを追ってスズキも接岸し、下げになって落ちてくる小魚を補食するため、上げ潮ではヒット率がわるく、下げの流れが効いている時間帯にヒットが集中しています。
下げも干潮を迎えると水深が浅くなってしまい、釣りは難しくなります。
結論としては、大潮から中潮で、満潮からの下げがベストということになります。
■ リバーシーバスゲーム
居場所を推測しやすくて、戦略を立てやすい川の釣りを例にとって解説したいと思います。
釣行日は大潮から中潮で、満潮からの下げ。
できれば新月まわり、朝まずめにかけて干潮を迎えると長い時間釣りをすることができる。
場所は河口から1番目〜3番目くらいの橋脚にします。
チャンスタイムは夜ですが、場所取りなどの意味も含めて、早めにポイントに入りましょう。
すぐにはキャストしないで、魚が明暗に着くのを待ち、ベストな状態から釣りをはじめます。
ポイントを潰さないように、無駄なキャストをしないのも大切です。
■ 流れがでてきたら始める
流れがでてきて、5〜10匹程度の小さな群れが幾つも下ってきたら始めます。まずは、表層を引けるルアーを選びましょう。
0〜20㎝を引けるようなルアーを選ぶと、上を意識しているシーバスを釣ることができます。
魚を散らさないように、手前の明暗からチェックしましょう。
シーバスは明るい側に集まった小魚を暗い側で待ち伏せて捕食することが多いので、明暗の境目をトレースします。
■ 旧東京シーバスネット
村岡さんの旧東京シーバスネットにとても大切なことが掛かれています。
1.自分のポイントを3つ持つこと。
2.1つのポイントでヒットパターンを3つ作ること。
3.その上でヒットパターンを破壊する精神を怠らないこと。
長々と書いてきましたが、覚えたてのアングラーが最初の1匹をキャッチする近道となれば幸いです。