■ 感動を写真に残したい!
釣った時の感動を写真で残したい。
できれば魚が大きく見えて、迫力のあるものにしたい!
釣り人なら、誰でもそんな気持ちになったことはあると思います。
最近では、「知ってほしい」「見てほしい」「共感してほしい」という純粋な気持ちからSNS上に釣果写真がアップされることも多くなり、撮った写真を人に見せる機会も増えてきました。
全体像をしっかり見せたダイナミックな写真にしたり、頭を手前に向けて奥行きを出した写真にしたりするとカッコよくキマリます!
ブラックバスやシーバスは、口や頭を強調するとインパクトのある写真が撮れますね。
■ 情報は多くの人を惹きつける
ブログやSNSを長く続けていると、「鱸を釣っていた場所はどこですか?」といった質問を受けることがあります。
それだけ多くの方にブログを読んでいただいていることは嬉しいことですが、当ブログでは、海釣り公園など大勢の釣り人が来ることを想定して作られている場所やもう既に掲載されてしまっている場所を除いて、具体的なポイントの情報を公開することを控えています。
なぜなら、魚を釣り上げるまでの過程も釣りの醍醐味の一つだと考えているからです。
ポイントに通い込んでいる時に、顔見知りになってポイントを教えたり教えてもらったり、SNSで頻繁にコミュニケーションをとり、有益な情報を個別メッセージで送ってくれた人などは、「信頼できる!」と感じているからポイントの情報交換をすることはあります。
しかし、突然、「鱸を釣っていた場所はどこですか?」とメッセージをいただくと、それは怖さでしかありません。
てか、「お前、誰?」とならないようにプロフィールぐらいは充実させておいてほしいものです。
想像してみてください。
突然、家の玄関に知らない人が立っていて「鱸を釣っていた場所はどこですか?」と尋ねられたとしたら…。
SNSの情報から自力でポイントを特定することを繰り返して、ポイントを割り出せて有頂天になり、誇示するような人も、違う怖さがあります。
そんなことをして何が楽しいのかと僕は問いたい!
■ SNS環境の急激な変化
ブログを書き始めて10年以上経ちますが、当時からアングラーの間で色んな噂が飛び交っていました。
大型の鱸が釣れた情報が流れれば、そのフィールドはアングラーの出入りが盛んになりますが、一通り釣りきった又は魚が抜けた後に情報が上がってくるパターンも多かったので、風向きや気温、天候といった『気象情報』、釣り場に回遊している小魚などの『ベイト情報』などトータル的に判断する必要がありました。
その当時と大きく違うのは、インターネットによる情報伝達の速さです。
リアルタイムで状況を拡散できるツイッターやInstagram、動画がメインのYouTubeなど、SNS上に多くの情報が溢れています。
そういった情報をどう生かすかは受け手次第。
それが手っ取り早い近道と思うか、知りながらもあえてプロセスにこだわり遠回りする道を選ぶか。
これは線引が難しい問題になってしまい個人の中で答えを出す事は出来ませんが、もう既に公開されてしまっている情報は初心者向けと割り切って、前者を選択するのもよいでしょう。
一昔前、情報を得る方法は雑誌か入門書しかありませんでしたが、今は有名プロアングラーが定期的に動画配信してくれたり、ポイント情報を共有するサイトが多数存在しています。
このような情報源をうまく活用すれば、初心者がより早く最初の1匹に辿り着くことができます。
また、ローカルルール(例えば、行き止まりの道の先端が空いている場合、そこは車が転回するスペースになっているなど)は、実績エリアへ足を運ぶことで初めて得るということも多分にあると思います。
釣り場の選びの秘訣やプロセスの大切さについて参考になる動画と言葉がありましたので紹介します。
村岡氏のYouTube『マサッチ釣りチャンネル – 村岡昌憲ch –』の解説
結果が大事か、プロセスが大事かについて、元プロ野球選手のイチローさんの言葉。
「本当の力が備わっていないと思われる状況で何かを成し遂げたときの気持ちと、しっかり力を蓄えて結果を出したときの気持ちは違う」。
「結果が出たからといって有頂天になるな、結果はウソを言うときがあるぞ」、イチロー選手独自の自戒の言葉です。
釣りは、魚の生態や習性を釣り人が情報共有して発展進化してきた。
特にソルトウォーターフィッシングのシーズナルパターンは、まさにその真骨頂と言える。
例えば、サーフでの釣りはエリアによって特徴が異なるため、釣果情報を頼りに、どのエリアに釣行するかを決めている方も多い。
遠州サーフのハイシーズンも西高東低の釣果が多く聞かれる為、西方面への釣行が続いていた方もいたと思います。
情報も大切だと思いますが、季節の移ろいを頭に入れ、直感的に釣行スケジュールを組むのも面白い。
桜の開花日が毎年同じではないように、魚の喰いだしにもズレがあるからです。
遠回りに思えても、他人の情報は鵜呑みにせず、気象条件やベイト情報を元に釣り場に出かけて自分の目で見て確認すると、貸し切りのサーフで楽しむこともできます。
こういうことがあるから釣りは面白い。